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 佐伯 牧里南


「彼女の手が鍵盤に触れると同時に、
我々はその音楽の世界に引き込まれ、魅了される」
クリスチャン・イヴァルディ


日本に生まれフランスで大人になった、2つの文化を生きるピアニスト。
小柄な体から生み出されるエネルギッシュで光輝く音楽は、
聴衆を瞬く間に惹きつけその世界観の虜にさせる。


愛媛県の小さな町、今治市出身。2歳のころピアノを始めた。

12歳から高野耀子氏に師事。13歳、14歳の時京都フランスアカデミーに選出され、クリスチャン・イヴァルディ氏にピアノソロと室内楽を師事。中学校を卒業後、高野氏の勧めで渡仏。

パリ地方国立音楽院でエマニュエル・メルシエ氏の元で学び、首席で卒業したあと、パリ国立高等音楽院に入学。1年間ミッシェル・ダルベルト氏、4年間クレール・デゼール氏のクラスで研鑽を積み卒業。その後演奏家課程にて、現代音楽を専攻し、フランスを代表する現代音楽演奏アンサンブル、アンサンブル・アンテルコンテンポランとの共演やさまざまな作曲家の世界初演を行った。

また複数の編成で室内楽科にも入学し、ミッシェル・ミカラカコス氏、ルイ・ロッド氏のクラスを卒業した。ピアノフォルテ(古楽器)やエクリチュール、現代奏法即興演奏などにも取り組み、音楽の視野を広げた。

平行して、ルエイユ・マルメゾン地方音楽院、エコールノルマル音楽院にて、レナ・シェレシェフスカヤ氏の元で学んだ。

他、これまでにベルント・ゲツケ氏、パトリック・コーエン氏、パヴェル・ギリロフ氏、クロード・デラングル氏、フィリップ・ビアンコーニ氏、ゆユリア・ムストーネン=ダークヴィスト氏、マークス・ハデューラ氏、白井光子氏、上田晴子氏、ベルトラン・シャマイユ氏、クロード・デゥロングル氏、ミカエル・エンツ氏、パスカル・ドイオン氏、フランソワ・サルク氏、ミッシュエル・ベロフ氏、オルトンス・カルティエ=ブレッソン氏など、多くの音楽家の指導を受けた。

スイス、ヴァル・ド・トラヴェール国際ピアノコンクールやラヴェル・コンクール、レ・ヴィルチュオーズ・デュ・クールなど複数のコンクールでの受賞歴を持つ


これまでにたくさんの出会いや、国境・文化を越えて生まれた繋がりを、今度は彼女が音楽を通してより多くの人に届けようと取り組んでいる。

ソリストとしてラ・ロック・ダンテロンラ・フォル・ジュルネ・ド・ナント、パリ・ショパン・フェスティヴァルやサントンジュ国際ピアノフェスティヴァルなど、名だたる世界有数の音楽祭に招待されリサイタルを行っている。また、デンマーク、オデンスで開催されたフレンチ・コネクション・アカデミーにてブリュッセル、ジャルダン・ミュージカル賞を受賞し、初のソロCDの作成などを実現することとなった。

室内楽奏者としても熱心に取り組んでおり、ソプラノ歌手、エレーヌ・ワルター氏、オーボエ、ダヴィッド・ワルター氏の3人で構成されたトリオ・マリリスの一員として、ブルガリアのプロヴディフ国際音楽祭やスイスのラジオ放送局に招待されるなど、フランスを始め、ヨーロッパ各地で活動を行っている。2023年9月にはポーランドでCD録音を行った。

また同じくバイオリニスト、アナリ・アルデル氏、チェリスト、ロマーヌ・べストット氏と共にトリオ・ラズリとしても活動している。

フランスラジオ放送局にてフルーティスト、ヤルジャン・クシャノフ氏とデュオ演奏を行ったり、野平一郎氏の”ピアノとクラリネットのためのシ・ミ”の世界初演をダミアン・フイユー氏と行ったりと、その室内楽奏者としての幅も広い。

また、フォンテンブローアメリカンスクール、ロール・デュ・ラン財団、エコールノルマル音楽院の奨学金生として活動の後押しをしてもらっており、2023年度より、ピティナ・ミラノ派遣オーディションの特別賞者としてサポートを受けている。また、トリオ・ラズリもフランスのサフラン財団より後援を受けている。

                   ハイライト。

2024。
ブリュッセル、ジャルダン・ミュージカルにてソロCD録音

2023。
「ニューヨーク」ツアー

2022。
「ラ・ロック・ダンテロン国際ピアノフェスティヴァル」にて
ソロ・リサイタル

2021。
「ラ・フォル・ジュルネ・ド・ナント」にてソロ・リサイタル

2014 - 2022。
パリ国立高等音楽院で学士号と修士号、演奏家ディプロマを取得

2011。
渡仏。パリ地方国立音楽院に入学

2008。
クリスチャン・イバルディ氏との出会い

2007。
高野耀子氏との出会い